フォント末尾のStdとかProは何を表してるの?

DTP

フォントをインストールする時、フォント名の後ろに「Std」や「Pro」、「Pr6N」など謎の記号が付いているフォントがありますが、これは何を表しているのでしょうか?

なんとなく「Pro」を使っておけばいいか的な方や、わかんないからとりあえず全部入れてしまおう。という方も多いのではないのでしょうか?
具体的には何が違うのか、あまり深堀りしないでザックリ見てみましょう。




■簡単に言うと書体の数が違う

簡単に分けると「Std」「Pro」「Pr5」「Pr6」があります。
この規格はAdobeが定めている日本語フォント用の規格によって定められています(Adobe Japan Character Collection for CID-keyed Fonts)。

その規格に準じて作成された仕様によってフォント末尾の文字がかわってきます。
各規格によって決められている文字数は次の通りです。

Std Pro Pr5 Pr6
9,354文字 15,444文字 20,317文字 23,058文字

Pr5,6は JIS X 0213 に対応しています。

■「N」が付いているフォントとは

前述した「Std」「Pro」「Pr5」「Pr6」に「N」が付いているものがあります。
これは何を表しているのでしょうか。

Nが付いている書体は、JIS X 0213:2004 によるグリフの改正を反映したフォントを表す記号です。
JIS X 0213:2004 で改定されたグリフは168文字なので、正直なところ一般的な使い方ではNフォントである必要はあまりないかもしれません。




 

■まとめ

StdやProは文字数、Nはグリフ改正に基づいて作成されているということで、一番文字数の多くグリフも改正されている「Pr6N」を入れておけばとりあえずいいのではないか?という結論に達しました。
旧字や歴史を扱う仕事をした際には「Pro」では事足りず、慌てて「Pr6N」を入れた思い出があります。

PDF入稿やアウトライン入稿であれば文字数の多いフォントでの作成で何の問題もありませんが、指定フォントでのネイティブデータのやりとりの場合は、双方のフォントを揃える必要がある(グリフのマッピングが微妙に違う箇所がある)ので悩ましいところではあります。