つい昨日、2020年10月からタバコの値上げが承認されて決定しました。
今までは1本1円(1箱20円)くらいだったかと思いますが、今回はほぼ50円の値上げとなり、喫煙者の方にはなかなかの衝撃かと思います。今回の値上げで1箱あたりの税金は350円近くになります。すごい税率。
そして10月から価格が変わるものとして「お酒」も変わります。
今回は酒税法改正によってどのくらいの変化があるのか見てみます。
■今は酒税はどのくらい取られている?
今現在(2020年8月現在)酒税はどのくらいとられているのか、表にまとめてみました。
このような感じです。ビールが圧倒的に税率が高いです。
ビールが主力だった時代から、製品の製法のスキマを突いて「発泡酒」や「第三のビール」と呼ばれる種類ができ、酒税も細かい分類となっています。
さて、10月からはどうなるのでしょうか?
■10月からの酒税
次に10月からの酒税を見てみましょう。
ビールと清酒が下がり、第三のビールと果実酒が上がります。
実は2018年に決定された酒税法改正は2026年10月に完了するように設計されていて、2023年にもう一度税額の改正が同じような税額幅であり、あがるものは上がって下がるものは下がります。
そして2026年にはどうなるか、次の表のようになります。
■2026年10月からの酒税
2023年に一度税額の変更があった後、2026年10月には下図のようになることが決まっています。
平坦!
ビールと発泡酒(第三のビールは発泡酒カテゴリーに吸収される)は54.25円、清酒その他は35円とわかりやすくなります。
ビールや清酒は今より大幅に税額がやすくなり、第三のビールやチューハイなどは10円近くの増税になります。
平べったく言うと、売れているものを上げて、売上が落ちたものを下げて平坦にした結果かと思います。
■まとめ
個人的にはメーカーががんばってスキマを突いて、ビールテイスト飲料を作ったのにかわいそうだなぁと思ってしまいます。
毎日晩酌で何本も飲むという方には、飲んでいる種類によっては結構な影響がでてくるのではないでしょうか。