頭痛はしんどいですよね。偏頭痛があるときは何をする気も起きなくて生活に支障がでてしまいます。
「痛み」は体が危険信号を出している、というのはわかってはいてもお薬で解消できるものは良くしたいものです。
そんな頭痛ですが、色々な種類の薬が出ていて、20代の頃はこだわりもなく飲んでいましたが、30を過ぎて「アレ、これ体に合ってないんじゃないかな?」と思う事が増えてきました。
その代表格として私の中であるのが「ロキソニン」(ロキソプロフェン)です。
■ロキソニンを飲むとどうなる(私の場合)
あくまで私の場合ですが、ロキソニンを飲むと痛みに関しても効きが微妙で、副作用としてお腹がかなりハードに壊れます。
2016年には添付文書に「小腸・大腸の狭窄・閉塞、消化管穿孔、小腸・大腸の潰瘍、排尿困難」が追記されていて、こと腸に関してはダメージが強い薬であることが伺われます。
ちなみに私は過敏性腸症候群と診断されているので、腸にくる副作用が強く出てしまうのは当然なのかなと思います。
■市販の鎮痛剤の種類
では、ロキソニン(ロキソプロフェン)以外の有効成分の市販鎮痛剤にはどのようなものがあるのでしょうか。
- アセトアミノフェン
- イブプロフェン
- アスピリン
- イソプロピルアンチピリン (IPA)
人柱になって頭痛になったときに試してみたのでその感想をそれぞれ書いてみます。
■アセトアミノフェン(商品名:タイレノールA)
アセトアミノフェンというと、赤ちゃんにもシロップで処方されたり、小児用バファリンの主要成分だったりと、解熱鎮痛薬の中では副作用が最も少ない部類とされている成分です。
私が試した商品としては「タイレノールA」という商品でした。
個人の感想としては、胃腸の調子にもさほど影響は感じなくいい調子でした。
頭痛の際に飲むと、少し良くなったかな..?という印象でしたが、扁桃腺が腫れて熱が出た際に飲んだときには解熱に関してはとても良く効いたので、痛みより発熱によく効く薬かなと感じました。
■イブプロフェン(商品名:EVE A錠)
イブプロフェン製剤も広く販売されている鎮痛剤です。イブプロフェンの禁忌の中に「消化性潰瘍のある者」とあるので、やはり胃腸へのアタックがありそうな成分です。
個人の感想としては、頭痛にはよく効くものの、胃が荒れる感覚が毎回あるので、胃腸を取るか頭痛を取るかという選択になってしまう成分です。
■アスピリン(商品名:バファリンA)
アスピリン(アセチルサリチル酸)を主成分とするバファリンAは、有名な「半分のやさしさ」が含まれています。これは胃粘膜へのやさしさの制酸剤が含まれているというやさしさのようです。ということは胃にはダメージが強いということです。
個人の感想としては、イブプロフェンと同様に、胃が荒れる感覚が毎回あるので、胃腸を取るか頭痛を取るかという選択になってしまう成分です。
■イソプロピルアンチピリン(製品名:セデスハイ)
イソプロピルアンチピリンはいわゆる「ピリン系」でピリンアレルギーがある方は服用ができません。また、副作用で眠気がでることがあります。
団塊の世代の方は「ピリン系」と聞くと何か思うことがあるらしく、避けているイメージがあります。
重篤な副作用があったためイソプロピルアンチピリン自体を禁止している国もあります。
しかしながら個人の感想としては、一番胃腸への負担が少なく、鎮痛効果も得られるので今の所セデスハイ一択にしています。
セデスハイにはアセトアミノフェンも含まれていますが、これも胃腸への負担は最小限という体感です。
■鎮痛剤は最小限に
胃腸の弱い方はいずれの鎮痛剤も何らかのダメージがあります。できれば飲みたくはないものですが、いつなんどき襲ってくるかわからない頭痛のために、自分に合った鎮痛剤を常備しておくのは大切ですね。