【IBS】腸にいいとされる食事法「低FODMAP食」について考える

  • 2020年4月2日
  • IBS
IBS

IBSやクローン病、難病の潰瘍性大腸炎には「低FODMAP食」という食事法があります。

FODMAPとは吸収されにくい短鎖炭水化物群、Fermentable(発酵性)、Oligosaccharides(オリゴ糖)、Disaccharides(二糖類)、Monosac-charides(単糖類)、and Polyols(ポリオール)のことです。

このFODMAP食品を摂り過ぎるとお腹(腸)の調子が崩れるなどのIBS症状が起こりやすくなるとされています。

そこでこのFODMAPをできるだけ避けようという食事方法が「低FODMAP食」です。

なんとなく発酵、オリゴ糖は「腸活」などではよいものとされているのが、FODMAP食品でありよろしくないこととなっています。

■FODMAPを含む食品とは具体的には何か

まず糖類の分類から見てみます。

多糖類(フルクタン)
小麦、大麦、ライ麦、玉ねぎ、ニンニク、ネギ(白い部分)、新玉ねぎ、キャベツ等
四糖類(オリゴ糖)
大豆、瓜科植物等
三糖類(オリゴ糖)
ビート、キャベツ、大豆、ブロッコリー、アスパラガスなど植物に幅広く含まれる他、アミラーゼ(消化酵素)によるデンプンの分解による生成等
二糖類
砂糖、麦芽糖、牛乳、豆類等
単糖類
果糖、はちみつ、果実、根菜等
ポリオール
リンゴ、梨、アボカド、桃、糖アルコール(ソルビトールスクロース、キシリトール、ラクチトール、マルチトール等)

海外の IBS Self Help and Support Group には低FODMAP食品と多く含む食品の一覧が上がっていた時期もありました(現在は消されています)。

ibsgroup.org




FODMAP食はIBSにそもそも効果があるのか

低フォドマップ食事療法は過敏性腸症候群の成人に対し短期的に消化器症状を改善するが、腸内微生物叢メタボロームに対し悪い影響を与えるため、長期的な実施は悪影響を及ぼすことがある。そのため、短期間に専門家の助言の下でのみ実施されるべきである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97

制限される食品も多く、素人判断でやるべきものでは無い雰囲気があります。

でもこれって、、、

FODMAPを含む食品を見てみると、結局、小麦(欧米発の研究なので欧米主食)と糖分の過剰摂取を控えるだけでは..と思えてきます。

私自身、小麦アレルギーを疑い、全粒粉以外の麦製品をほぼ断つ食事を半年ほど続けたことがあり、すこぶる体調(主にオナカ)がよくなった経験があるので、もしかして小麦抜きでいいのでは?と思っていたところ、あるお医者さんのBlogに下記のような記述がありました。

FODMAP食を徹底すれば炭水化物、特にコムギを摂らなくなります。コムギを控えると体調がよくなるという人は少なくありません(過去に指摘したように、これはコムギアレルギーや遅延型アレルギーではありません)。また低FODMAP食を徹底すれば甘い物や加工食品が摂れなくなりますから、これは従来の食事療法と共通です。

(中略)

FODMAP食を実践したいという人から相談されれば「興味があるならやってみれば」と助言しています。

(中略)

過敏性腸症候群に対する生活指導をお伝えしましょう。それは、「有酸素運動」です。実際、ジョギングを始めてからすっかり調子がよくなったと言う患者さんは少なくありません。エビデンスもあり、この研究は過去にも紹介しています。

引用元:http://www.stellamate-clinic.org/blog/2019/09/19320199fodmap-1477051.html

個人的な小麦抜き経験からも、こちらの意見に賛成です。



まとめ

今回はFODMAP食を考えてみましたが、まだまだエビデンスが乏しく、FODMAP”という記号づけで何やら効きそうな雰囲気が出ていますが、その実は麦主食圏の欧米で考えられた小麦と糖分を抑える至極普通の食事療法である可能性があります。

たまにアスリートなど低FODMAPを行っているという記事を散見しますが、お抱えの医師も居て、管理された状況でやれている人とは状況が違いすぎますので、自分の判断で低FODMAP食はやめたほうがいいでしょう。

小麦抜き生活はオススメできます!(食事の幅がすごい狭まりますが)

さて、コロナが収まったらIBSのためにジョギング、はじめましょうか。。