過敏性腸症候群と診断された #3 【本当の原因は?:PI-IBSの線を考えてみる】

  • 2020年3月26日
  • IBS
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過敏性腸症候群(IBS)と診断されたところから、使用した薬についての記事を書きましたが、今回は「本当の原因は何か?」というところを感染性胃腸炎後過敏性腸症候群(post-infectious IBS 略:PI-IBS)という視点から考えてみます。

感染性胃腸炎後IBS(post-infectious IBSPI-IBS)

私の場合は胃腸炎を起こした後、胃腸炎の症状がおさまったかと思いきや腹部不調症状が延々続いた状況でした。

こちら色々調べてみたところ、感染性胃腸炎後過敏性腸症候群(post-infectious IBS 略:PI-IBS)という部類にあたることがわかりました。

このPI-IBSですが、日本消化器学会ガイドライン第1章に以下の記述がありました。

感染性胃腸炎後IBSの発症率は約67割増加し、IBS全体に占める PI-IBSの割合は 525%と推定される。
https://www.jsge.or.jp/guideline/guideline/pdf/IBSGL2_re.pdf#page=37

感染性胃腸炎後は、IBSが発症しやすいという見解でした。

■PI-IBSが発生する原因

PI-IBSの前段階の感染性胃腸炎の原因菌(黄色ブドウ球菌・O-1O-18等)が、PI-IBSの患者の便からかなりの割合で検出されるそうです。

これらの残った少ない菌は、普段悪させず定住しているのですが、ストレスが加わり腸の動きを司る神経物質セロトニンが増えた場合に、通常の状態よりセロトニンへの感受性が増すと考えられているようです。

現在私が処方されている「イリボー」はこのセロトニンによる蠕動活動の伝達を抑えるため、よく効いてくれています。

そしてこの場合の原因は「感染性胃腸炎の原因菌の居残り組」であるということになります。

 

感染性胃腸炎の原因菌に対処するには

米国では低吸収性抗菌薬のリファキシミンIBSに効果を挙げている結果が出ています。

リファキシミンは現在日本での適応は「肝性脳症における高アンモニア血症の改善」となっており、これは腸内でのアンモニア産生菌の活動を抑え、高アンモニア血症を改善する目的で使用されています。

IBSの場合、腸内の原因菌にこのリファキシミンが効果があるのではないか、ということで研究されたようです。

米国でのリファキシミンの適応は「旅行者の下痢、過敏性腸症候群、肝性脳症の治療」となっており、IBSにも効果が認められているようです。

「下痢型過敏性腸症候群に対するリファキシミン療法」によると、リファキシミン550mg13回、2週間投与で10週間追跡した結果は「便秘を伴わない IBS患者において、2週間のリファキシミン治療により、IBS症状、腹部膨満、腹痛、軟便・水様便の有意な緩和が得られた。」と締めくくられています。
出典:https://www.nejm.jp/abstract/vol364.p22

ということでリファキシミンを試してみた

堅い説明文が続いてしまいました。ここからは人柱のお話です。

PI-IBSのリファキシミン治療は効果がありそうなので、リファキシミンを試そうと思ったところで適応症ではないので(日本では)処方は断念しましたが、いつも利用しているお医者さんに紹介された個人輸入屋さんを調べたところありました!

レビューもIBSの方々で占められているようで、効果も上々な評価です。

Rcifax200mg 100錠
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縦1.2cmくらいのオレンジ色の錠剤です

さて、肝心の使用方法ですが、リファキシミン550mg13回、2週間投与で1クールというのが他でも見当たりましたのでその基準で(注意として但し2日で効果を感じられない場合はそれ以上の投与はしないとありました)、と思ったのですが、今回購入したリファキシミン製剤「ルシファクス」は1200mgとキリが悪いので仕方なく400mg13回、2週間投与で行うことにしました。1購入で100錠なので丁度いい塩梅です。

ちなみに腸内細菌関係の抗菌薬なので、常飲していたビオフェルミン・ミヤリサン・強力わかもとは一旦おやすみしてリファキシミンをはじめました。

そして……

効果はありました!

服用2回目くらいで腹痛や下痢もおさまって非常におだやかになりました。

便は通常便より繊維感があるというか、モッタリした塊ではなかったのが少し気になるところです。

その後とまとめ

リファキシミンでQOLも上がり、これで治ったかしら?と思っていたころ(2週間を飲みきり、1週間ほど経過した頃)また再発気味になりました。

殺菌が完璧ではなかったのか、菌由来のPI-IBSではなくストレス由来のIBSになったのかは不明ですが、再び2日に1回イリボー先生にお世話になっている次第です。

再びリファキシミン投薬をしてもいいのですが、抗菌薬の多用は耐性菌をつくりかねないので暫くおやすみして、次回はさらに別の角度「胆汁性下痢」方向から考えてみたいと思います。

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おわりに

医薬品の個人輸入は法律で認められた行為ですが、使用範囲、医薬品の種類や量などで扱いが異なる場合もあるので厚生労働省のページを参照してくださいhttps://www.mhlw.go.jp/topics/0104/tp0401-1.html

また、必ず添付文書や注意事項をよく読んで、薬の作用・副作用・禁忌を理解してから使用しましょう。