以前「かんすいとラーメン下痢」というエントリーを書きましたが、その体調不良の折、遅延型アレルギーというものがあることを知りました。
遅延型アレルギーとは、アレルギー症状が原因の食べ物等を食べてすぐに反応するのに対し、遅延型アレルギーは原因の食べ物等を食べてから反応するまでに、数時間〜数日かかって症状が出るため、原因に気づきにくいアレルギーと言われています。
麺による腹痛と頭痛の原因はこれなのではないか?と思い、「IgG食物過敏セミパネル」をamazonで購入して検査してもらうことにしました。
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IgG 食物過敏セミパネル(120項目)(1セット)【KENPO_13】【アンブロシア】 価格:32,340円 |
■IgG食物過敏セミパネルとは?
日頃お馴染みの乳製品、野菜、果物、肉、魚、ナッツ、穀類、コーヒー、スパイス、海草などを、120項目に対する反応をチェックできる製品でした。
検査できる食品項目は以下です。
乳製品/卵 |
カゼイン、チーズ(ミックス)、卵白、卵黄、牛乳、ホエイ、ヨーグルト
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肉類 |
牛肉、鶏肉、馬肉、ラム、豚肉
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魚/シーフード |
シーバス(スズキ目)、ハマグリ/アサリ、タラ、カニ、ウナギ、サバ、タコ、カキ、鮭、イワシ、ホタテ貝、鯛、エビ、イカ、マグロ
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ナッツ/種子/豆 |
アーモンド、ソラマメ、サヤインゲン、キドニー豆、カシューナッツ、栗、ヒヨコ豆、ココナッツ、銀杏、緑豆、エンドウ豆、ピーナッツ、ピスタチオ、菜種、あずき、ゴマ、大豆、西洋クルミ
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穀物(グルテンを含む) |
大麦、デュラム小麦、グリアジン(グルテン)、オート麦、ライ麦、スペルト小麦、小麦、小麦ふすま
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穀物(グルテンを含まない) |
ソバの実、トウモロコシ、キノア、白米
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フルーツ |
リンゴ、アボカド、バナナ、ブルーベリー、チェリー、ブドウ(ミックス)、グレープフルーツ、キウイ、レモン、マンゴー、メロン(ハニーデュー)、オレンジ、桃、洋梨、パイナップル、イチゴ、スイカ
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野菜/藻類 |
寒天、わかめ、アスパラガス、ナス、ビート(てんさい)、ブロッコリー、ニンジン、カリフラワー、セロリ、キャベツ、キュウリ、ニンニク、ショウガ、昆布、リーキ(西洋ネギ)、レタス、もやし、マッシュルーム、オリーブ、タマネギ、ピーマン(ミックス)、ジャガイモ、かぼちゃ、ラディッシュ、ほうれん草、サツマイモ、トマト、カブ
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ハーブ/スパイス |
バジル、赤唐辛子、シナモン、カレー粉、マスタード、パセリ、コショウの実、ペパーミント、バニラビーン
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その他 |
カンジダ、サトウキビ、カカオ豆、コーヒー、ハチミツ、紅茶、緑茶、製パン用イースト、醸造用イースト
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上位の製品に219項目を調べられる「IgG食物過敏フルパネル」というものもあります。
■検査方法は?
採血キットが送られてきますので、取扱説明書の通りに採血(一瞬チクっとするだけでした)して、容器に入れて返送するだけです。
私の場合は一週間程度で結果がきました(マイページからの確認)。
■私の検査結果
検査が完了すると、このような結果表を見ることが出来ます(クリックで拡大)。
私の場合、「乳製品・卵」がかなり高く、特に牛乳と卵白が振り切ってました…
■検査結果からわかる事は?
正直な所、この検査の注意書きには以下のような注意があります。
検査結果は研究や調査のみを目的とするものであり、IgGの高値を診断や治療の主要または唯一の根拠とすべきではありません。 本検査はFDAによって認可されたものではありません。
食物特異的IgGの高値は特定の症状として現れるとは限らず、食物特異的IgGの臨床的関連性はまだ確立されていません。
値が高いからといってアレルギーの根拠にすべきではない、また、高い値でも症状が現れるとは限らず臨床的にも確立されていない。つまり、高いからといって素人がどうこう言えるものではない。ということのようです。
■おわりに
何らかの症状の根拠にすべきではない。とのことでしたが、私自身はこの検査によって「牛乳はお腹壊れるよなぁ」とか「パン食べるとお腹ポコポコするもんなぁ」という自身の食生活で「そういえば..」という気づきがあったのも確かです。
加えて、グルテンフリーな生活にすべきか考えていたタイミングでもあったため、麦類やグルテンの反応もそれほどでもなく、「じゃあちょっと控えるくらいでいいか」と無駄に忌避することをやめたりと、自分なりの指針を確かめるという益は間違いなくありました。