湿度計の値がバラバラなのが気になる【全部違う値】

空気が乾燥すると肌はカサカサ、喉もヒリヒリ、ウイルスも飛びやすくなるなどで、いいことがありません。
せめて室内だけでも加湿して、快適な湿度で過ごしたいものです。

快適な湿度とは気温により幅がありますが、40%〜60%と言われています。
さて、快適な湿度がわかったところでそれを知るには湿度計が必要です。百均にも置いてあるので、利用されている方も多いかと思います。

そして何故か我が部屋には湿度計が5つあります。
ご覧ください

全部値が違います。

①ダイソー温湿度計
②セリア温湿度計
③シンワ測定湿度計
④ThermoPro(と書いてある中国製)
⑤SHARP(空気清浄機)

①、②、③は機構的には同じで裏のスキマから覗くとゼンマイのようなものの軸に、指針を動かす単純な構造をしています。
調べてみるとこれらはバイメタル式の湿度計という種類となるようです。
これは金属製の板に感湿材を貼り合わせ、伸縮率の違いを利用して針を動かすものです。
④、⑤は湿度を検出する電気的な素子を使っていると思われます。静電容量式と電気抵抗式とが主流のようです。

■誤差の範囲はどのくらい?

それぞれの製品に表示されている誤差範囲はどのようになっているでしょうか。

①ダイソー:表示なし
②セリア:表示なし
③シンワ測定:35~75%まで±5%、それ以外±10%
④ThermoPro:±2%
⑤SHARP: 表示なし

■耐用年数はどのくらい?

耐用年数は方式にもよりますが、短いもので1年、通常3年〜5年、但し環境によるとのことです。
センサー部が汚れたり、極端な環境や、衝撃が加えられたりすると簡単にズレを起こしてしまいます。
かなりデリケートさんであると言えます。

■精度を保障する制度はないの?

正確さを要求される、研究用や産業用に使用される湿度計には「校正証明書」などの証明書が付属するそうです。
通常の生活圏内で手に入れられる湿度計にはまず証明書が付いていることはないと言っていいでしょう。

またこの証明書などを発行する際には、個々の機器が「検定」という工程に合格しなくてはなりません。
この「検定」での許容範囲はどのくらいでしょうか。
参照:気象業務法第九条の検定の対象となる気象測器の検定の合格基準

個別の器差について湿度五パーセント、極差について湿度七パーセントとする。
※露点式湿度計の感部のみの検定公差は、個別の器差について湿度三パーセント、極差について湿度五パーセントとする。

「検定」においても±5%が認められているようです。

■まとめ

●正確さを要求される湿度計でも±5%の個体差が認められている。
●一般向けに販売されている湿度計はすべて「だいたいの目安」程度の認識で使用する。

…さて、自室の湿度計ですが、どれも正しくないとなると、Don’t think, feel.の境地であります。
とはいえ概ね10%程度の幅はありますが、きちんと針は動いているので、きっと「そのくらい」なんでしょう(広い心)。